書誌事項
- タイトル別名
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- Urinary Tract Infections after Ureteral Stent or Subcutaneous Ureteral Bypass (SUB) Placement in Three Cats
- ニョウカン ステント オヨビ SUB セッチ ゴ ニ ニョウロ カンセン オ ミトメタ ネコ 3レイ
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説明
<p>当院において,尿管ステントおよび皮下尿管バイパス(SUB) systemにより治療を実施した猫の尿管閉塞症例のうち,術後に長期尿路感染を経験した3症例について検討した。各症例はステントの使用の後にSUBを使用,もしくは当初よりSUBとステントを併用していた。ステントに起因する比較的症状の強い慢性尿管炎を発症した1症例においては,その後のSUBへの移行により見た目の臨床症状は改善したが,感染の完全な沈静化は不可能であった。臨床症状を示さない初期の感染2例に関しては,感受性試験に基づく積極的な抗菌治療により改善したものの,その後1例は再度尿路感染を発症し,根治は困難であった。今回の症例からはデバイスを用いて上部尿路の感染を認めた場合,根治が不可能な可能性が高いと思われる。デバイスの使用は猫の尿管閉塞に対するアプローチの短期的な補助となることは明らかであるが,長期的な合併症に対する更なる検討は必要と思われた。</p>
収録刊行物
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- 動物臨床医学
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動物臨床医学 28 (1), 16-20, 2019-03-25
動物臨床医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390002184886728832
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- NII論文ID
- 130007815653
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- NII書誌ID
- AN10478688
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- ISSN
- 18811574
- 13446991
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- NDL書誌ID
- 032422206
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可