ディレクトリ優先方式における未参照バッファ数に着目した入出力バッファ分割法

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • I/O Buffer Partitioning Using Buffer Access Information for Directory Oriented Buffer Cache Mechanism

抄録

利用者が優先して実行したい処理(優先処理)の実行時間を削減する方式として,ディレクトリ優先方式が提案されている.この方式は,入出力バッファを保護プールと通常プールの二つの領域に分割し,指定したディレクトリ直下のファイル(優先ファイル)を優先的に保護プールにキャッシュする.しかし,ディレクトリ優先方式は,保護プールのサイズが単調に増加するため,優先ファイル以外のファイル(非優先ファイル)のキャッシュヒット率を著しく低下させ,全体の処理速度を低下させることがある.そこで,本論文では,保護プールと通常プールのサイズをアクセス状況に合わせて変化させ,優先ファイルを優先的にキャッシュしつつ,非優先ファイルのキャッシュヒット率の著しい低下を防ぐ方式を提案する.また,評価より,提案方式はLRU方式より性能が優れており,かつ非優先処理の著しい速度低下を防ぐことを示す.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002212174019584
  • DOI
    10.14923/transinfj.2017skp0012
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ