運転者の行動解析に基づく居眠り運転早期検出方法の開発

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タイトル別名
  • The Development of Drowsy Driving Prediction by Monitoring Driver's Behavior

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説明

車両運転者の居眠り状態と居眠りの予兆検出のため,運転者の顔画像及び車両信号から得られる,閉眼率,頭部動揺,副次行動発生頻度,車両ふらつき量の4指標を用いて,運転者の覚醒低下を早期検出する方法を提案する.まず,単調運転の走行実験にて収集した覚醒低下のデータを用い,観察者により与えられる運転者の表情評定と前記4指標との関係を調べることで,4指標と覚醒状態の関係を明らかにする.具体的には,閉眼率とふらつき量が大きい場合には覚醒低下が進み居眠りに近い状態,副次行動発生頻度が高い場合には運転者が覚醒低下に耐えて起きようとする覚醒努力状態,頭部動揺時には覚醒低下状態,であることを明らかにする.また,このような知見に基づき4指標の組合せにより覚醒低下の過程を推定する居眠り運転早期検出システムを試作し,実車による高速道路の走行実験データを用いて,覚醒低下状態の早期検出の可能性を示す.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390002212174049408
  • DOI
    10.14923/transinfj.2014jdp7107
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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