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- 柳原 良江
- 東京電機大学理工学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Surrogacy as Business
- 代理出産というビジネス : 経緯・現状とそれを支える文化構造
- ダイリ シュッサン ト イウ ビジネス : ケイイ ・ ゲンジョウ ト ソレ オ ササエル ブンカ コウゾウ
- Transition, Current Situation and Cultural Structure to Support the Contract
- 経緯・現状とそれを支える文化構造
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抄録
<p> 代理出産は1976 年に米国で発明された商業的な契約である.当時の批判的な世論に影響された結果,商業的要素の低い人助けとしての位置づけがなされた.その後ベビーM事件により下火となるも,1990 年代に体外受精を用いる形で普及し,2000 年代からは生殖アウトソーシングと呼ばれる越境代理出産が流行し,世界的な一大市場を形成してきた.</p><p> このような代理出産には,乳児売買,かつ女性の赤ちゃん工場化であるとの批判がなされてきたが,後者は女性の〈妊娠・出産というサービス〉と解釈されることで,身体の商品化を免れるレトリックが構築されてきた.しかし代理出産の現状は,それが女性の生命機能全体の商品化であることを示している.</p><p> これら代理出産を支える論理は,生命科学知により分節化されつつ発展する「生-資本」が機能する社会の中で構築されている.そして代理出産市場は,このような社会で人の潜在的な〈生殖可能性〉を喚起しながら拡大を続けている.</p>
収録刊行物
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- 科学技術社会論研究
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科学技術社会論研究 17 (0), 79-92, 2019-04-20
科学技術社会論学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390003825175213952
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- NII論文ID
- 130007833508
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- NII書誌ID
- AA11748006
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- ISSN
- 24337439
- 13475843
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- NDL書誌ID
- 029713217
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可