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説明
<p>【はじめに】THAにおいてナビゲーションを使用できない施設では,正確なカップ設置のために工夫をこらしている.今回,仰臥位前方アプローチTHA(DAA-THA)において3次元術前計画を行い,術中カップ設置支援デバイスと術中イメージを用いたカップ設置精度を検討した.【対象と方法】DAA-THAを行った125例159関節,平均62歳を対象とした.3次元術前計画では,カップは外方開角40°,前方開角10°,15°,20°のいずれかとした.術中イメージでカップの内方,上方位置を確認し,カップ設置支援デバイスを用いてカップを設置した.【結果】カップ外方開角(平均±SD)は40.5±3.1°で,前方開角は16.1±3.6°であった.カップ設置誤差は外方開角2.4±2.1°,前方開角2.5±2.2°であった.内外,前後,上下の設置位置誤差は,それぞれ2.7±1.9mm,3.2±2.4mm,2.9±2.4mmであった.【考察】ノンナビゲーションでもカップ設置角度は正確であったが,カップ設置位置の誤差は大きかった.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 69 (1), 223-227, 2020-03-25
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390003825178165248
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- NII論文ID
- 130007837958
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可