重水素標識有機化合物の創製と利用における化学基盤技術

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説明

重水素原子(D, 2H)は水素原子(1H)の安定同位体であり,重水素標識有機化合物は多くの研究分野で利用されている.しかし,その合成法は限定的であり,効率的かつ直接的な重水素標識化法(水素原子―重水素原子交換反応)の開発が望まれている.また近年,重水素標識化合物を用いた中性子散乱解析による物性評価が注目を集めている.本稿では,我々が開発した簡便重水素標識化を紹介するとともに,複雑物質の生命科学現象解明に向けた中性子散乱法を用いた研究例を解説する。

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 56 (5), 391-395, 2020

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390003825180218624
  • NII論文ID
    130007841819
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.56.5_391
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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