産婦人科診療ガイドライン─産科編 2017「妊娠・授乳と薬」関連 CQ&Aに対する小児科医師の認知と評価

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  • “Clinical Guidelines for Obstetrical Practice in Japan, 2017 Edition” as a source of information on drugs used during pregnancy and lactation: A survey on the knowledge of pediatricians in Japanese hospitals

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抄録

<p> 【目的】妊娠・授乳期の医薬品使用に関する情報源としての「産婦人科診療ガイドライン─産科編2017」の小児科医師における認知と評価の状況を把握すること.</p><p> 【方法】全国の小児科専門医研修施設502施設の小児科部長に,郵送によるアンケート調査を行った.</p><p> 【成績】当該ガイドラインの妊娠・授乳と医薬品使用に関するCQ&A5項目の内容を認知していたのは,回答のあった小児科医師298名のうち63名(21%)であった.一方CQ&A5項目すべてについて,回答者の95%以上が「小児科医師にとって有用な情報」と評価した.</p><p> 【結論】小児科医師において当該ガイドラインの妊娠・授乳と医薬品使用に関するCQ&Aは有用な情報と考えられるが,広く認識されているとは言えなかった.妊娠・授乳期の適正な医薬品使用のために,産婦人科医師から新生児診療にかかわる小児科医師への正確な情報伝達と相互のさらなる情報共有が望まれる.</p>

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