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- 渡辺 信久
- 大阪工業大学 工学部 環境工学科 循環基盤工学研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- “Divided Coexistence” Maintains Distance between Harmful Substances and Living Matter
- ユウガイブツ ト セイタイ ト ノ キョリ オ タモツ キョウソン ト スミ ワケ
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説明
ダイオキシン類は生体にとっては毒であるが,一方で生体へのアクセスを抑制することが可能である。すなわち,生成抑制と吸着保持を巧みに組み合わせることで,火を使いながらも,ダイオキシン類が身近にありながらも,棲み分けることが可能である。このように,有害なものと生体との距離が保たれる「共存と棲み分け」のメカニズムは,有毒でありながら必須な元素の生体による利用 (たとえば血中のセレン),底質土壌への重金属類の閉じこめ,熱で活性化した六価クロムの有機物による安定化等,自然界の各所で観測されている。これらは,永い生命と自然の歴史から獲得された能力であると考えられる。しかし,注意しなければならないことに,自然環境がすべての有害物について「共存と棲み分け」の機能を用意しているわけではない。移動性と残留性を要件とする POPs 物質は,生体アクセスのポテンシャルが高く,「共存と棲み分け」は難しいと考えられる。
収録刊行物
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- Material Cycles and Waste Management Research
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Material Cycles and Waste Management Research 30 (3), 162-167, 2019-05-31
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390003825183932416
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- NII論文ID
- 130007848982
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- NII書誌ID
- AA12383900
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- ISSN
- 21874808
- 18835864
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- NDL書誌ID
- 029809479
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可