胸腔鏡下に摘出した前縦隔気管支原性嚢胞の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Thoracoscopic Treatment for a Bronchogenic Cyst in the Anterior Mediastinum
  • 症例 胸腔鏡下に摘出した前縦隔気管支原性囊胞の1例
  • ショウレイ キョウコウキョウ カ ニ テキシュツ シタ ゼン ジュウカク キカンシ ゲンセイノウホウ ノ 1レイ

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抄録

<p>症例は63歳,女性.2016年12月に全身倦怠感を主訴に当院を受診.胸部CT検査で前縦隔腫瘍を認め,精査・加療目的に2017年1月に入院となった.胸部CT検査では前縦隔に30×20mm大の嚢胞性病変を認め,胸部MRI検査ではT1強調画像で筋肉と比較し等信号,T2強調画像で僅かに高信号であった.胸腺嚢胞または嚢胞性胸腺腫を疑い,胸腔鏡下に摘出した.病理学的に退縮した胸腺内に嚢胞性病変を認め,内腔面に気管支腺の存在を認めた.前縦隔気管支原性嚢胞と診断された.今回われわれは前縦隔に発生した気管支原性嚢胞の1例を経験したので,若干の文献的検討を加え報告する.</p>

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