“環境にやさしい”付着防汚剤の開発:付着阻害活性を有する天然物をリード化合物とした付着阻害活性に関する構造活性相関の考察と新規付着阻害物質の創製
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- 北野 克和
- 東京農工大学大学院農学研究院応用生命化学部門
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of <i>Environmentally Friendly</i> Antifoulants: Study of the Structure–Antifouling Activity Relationship in Natural Antifouling Product and Its Synthetic Analogues: The Chemical Defense System of Nudibranchs as a Clue
- "環境にやさしい"付着防汚剤の開発 : 付着阻害活性を有する天然物をリード化合物とした付着阻害活性に関する構造活性相関の考察と新規付着阻害物質の創製 : 海洋生物の化学的防御システムがヒント
- "カンキョウ ニ ヤサシイ"フチャクボウオザイ ノ カイハツ : フチャク ソガイ カッセイ オ ユウスル テンネンブツ オ リード カゴウブツ ト シタ フチャク ソガイ カッセイ ニ カンスル コウゾウ カッセイ ソウカン ノ コウサツ ト シンキ フチャク ソガイ ブッシツ ノ ソウセイ : カイヨウ セイブツ ノ カガクテキ ボウギョ システム ガ ヒント
- 海洋生物の化学的防御システムがヒント
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説明
<p>フジツボ,イガイなどの海洋付着生物は,船底,漁網(養殖網・定置網),発電所の冷却システムなどに付着し多大な被害を与えている.これら付着生物の汚損を防ぐために,有機金属化合物などを含む付着防汚剤が使用されてきた.しかしながら,いずれも付着生物を殺生するメカニズムにより付着を防汚していることから,防汚剤による環境汚染が懸念されている.そのため,新たなコンセプトに基づく“環境にやさしい”付着防汚剤の開発が強く望まれている.本稿では,ウミウシなどより単離される付着阻害物質をリード化合物とした,付着阻害活性に関する構造活性相関の考察と“環境にやさしい”付着阻害物質の創製について筆者らの研究を中心に述べる.</p>
収録刊行物
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- 化学と生物
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化学と生物 57 (6), 352-358, 2019-06-01
公益社団法人 日本農芸化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390003825184458624
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- NII論文ID
- 130007849996
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- NII書誌ID
- AN00037573
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- ISSN
- 18836852
- 0453073X
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- NDL書誌ID
- 029781529
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可