六条皮性オオムギ系統「新系C179DH」および「北陸皮57号」のオオムギ雲形病抵抗性

  • 関 昌子
    農研機構・中央農業研究センター・北陸研究拠点
  • 山口 修
    福岡県農業総合試験場
  • 長嶺 敬
    農研機構・中央農業研究センター・北陸研究拠点
  • 伊藤 誠治
    農研機構・中央農業研究センター・北陸研究拠点
  • 荒井 治喜
    農研機構・中央農業研究センター・北陸研究拠点

書誌事項

タイトル別名
  • New Resistant Lines of Barley to Higher Pathogenic Scald (Rhynchosporium commune),‘Shin-kei C179DH’and ‘Hokuriku-kawa 57’
  • ロクジョウ ヒセイ オオムギ ケイトウ 「 シン ケイ C179DH 」 オヨビ 「 ホクリク ヒ 57ゴウ 」 ノ オオムギ クモガタビョウ テイコウセイ

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抄録

オオムギ雲形病は,Rhynchosporium commune によって引き起こされ,葉身や葉鞘,穂などを侵して収量と品質の低下をもたらす.オオムギ雲形病菌は世界各地で病原性の変異が報告されており,日本でもレースの分化や変遷が報告されている.本報告では,抵抗性品種「Almerfelder」を交配親として得られた「新系C179DH」と「北陸皮57号」のオオムギ雲形病抵抗性の評価を行った.両系統は,国内で広く分布しているとされたレースJ-4aのみでなく,病原性の幅の広いレースJ-7および山形県で発生している雲形病菌に対して抵抗性を示した.「新系C179DH」と「北陸皮57号」はレースの多様化に対応した抵抗性育種素材として期待される.

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