地域適正および持続可能な廃棄物管理とバイオドライング MBT

  • 李 東勳
    韓国ソウル市立大学 環境工学部
  • 朴 在嵐
    韓国ソウル市立大学 都市科学研究院 エコエネルギー研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Bio-drying MBT for Appropriate Regions and Sustainable Waste Management
  • チイキ テキセイ オヨビ ジゾク カノウ ナ ハイキブツ カンリ ト バイオドライング MBT

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説明

トイレの進化と幸福感の関係のように,一国家の幸福も持続可能な廃棄物管理への進化と関連しているかもしれない。ヨーロッパでは有機性廃棄物の埋立削減および都市廃棄物のリサイクル活性化等の指令により,廃棄物の特性と管理システムが変わりつつある。ドイツでは,2012 年,約 10 年間で都市廃棄物の約 30 % が MBT 施設で処理されていたが,2020 年には中間処理施設の総容量が 180 % にまで達すると予測され,焼却施設や旧型 MBT 施設の解体または転換が予想されている。開発途上国は勿論のこと,先進国においても 3R や分別収集だけでは資源循環および気候変動に完全に対応できない状況にあり,さらなる物質およびエネルギー回収策が必要である。新概念の MBT であるバイオドライング (Bio-drying) MBT は,物質およびエネルギー回収を最大化し,埋立依存度を最小化する可能性があり,さまざまな地域条件への対応性も高いことから,廃棄物管理の地域適正性および持続可能性といった観点から検討する。

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