SS-520 5号機ラムライン制御系開発および飛翔結果

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タイトル別名
  • Development and Flight Results of Rhumb-Line Control System for Small Orbital Launch Vehicle SS-520-5
  • 特集 超小型衛星打上げ機 : SS-520 5号機の開発(第5回)SS-520 5号機ラムライン制御系開発および飛翔結果
  • トクシュウ チョウコガタ エイセイ ウチアゲ キ : SS-520 5ゴウキ ノ カイハツ(ダイ5カイ)SS-520 5ゴウキ ラムライン セイギョケイ カイハツ オヨビ ヒショウケッカ

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抄録

<p>本論文はSS-520 5号機のラムライン制御系開発および飛翔結果を論じる.ラムライン制御系は,第1段燃焼終了後から第2段燃焼開始前までに実施される唯一の姿勢制御期間において,第2段,第3段加速方向への姿勢変更およびニューテーション減衰制御を実施するシステムである.SS-520 5号機のスピンの高速性(ノミナル1.6 Hz)に加え,厳しい制御時間・消費燃料要求に対処するため,ラムライン制御系には,スラスタ噴射遅れの補償機能やラムライン制御中のヘディング方向の逐次修正機能による追従性向上,スラスタ印加力積を段階的に削減する制御方式による少消費燃料・短制御時間・高収束性の同時実現等,姿勢制御の高性能化に資するアイデアが取り込まれた.姿勢制御に関する飛翔結果は良好で,事前想定のノミナル結果とおおよそ一致した.SS-520 5号機で開発された姿勢制御技術が今後,高速スピンするロケットや宇宙機の高度な姿勢制御技術として活かされることに期待する.</p>

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