Examination of the disease onset promotion method for rice false smut disease.

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  • 窒素多施用によるイネ稲こうじ病の発病促進法の検討
  • チッソ タシヨウ ニ ヨル イネ イネコウジ ビョウ ノ ハツビョウ ソクシンホウ ノ ケントウ

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<p>イネ稲こうじ病の防除試験を安定して実施するため,晩生品種の「まいひかり」において,幼 穂形成期から出穂期前に窒素施肥量を慣行栽培の1.5倍量となるように追肥し,発病を促進した。 少発生年の2017年には慣行栽培では発病株率が2.9%であるのに対して,多肥栽培では9.2%となっ た。また,甚発生年の2018年には慣行栽培では発病株率が40.0%であるのに対して,多肥栽培で は86.7%となり,1株あたりの発病籾数も3.57個となった。「まいひかり」を用い,穂肥および実 肥により窒素施肥量を慣行栽培の1.5倍量となるように追肥することで,発生の年次変動によらず, イネ稲こうじ病の防除試験が実施できる程度に発病させることができ,多発生年にはより激しく 発病させることができる。また,2018年の台風接近と上陸による強い風雨よっても倒伏すること がなかったことから,宮崎県においてイネ稲こうじ病の発病を促進させ,年次変動にとらわれず 防除試験を行える手法を確立した。</p>

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