妊娠20週妊婦の急性虫垂炎に対して単孔式腹腔鏡下虫垂切除術を施行した1例

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  • A Case of Single-Port Appendectomy for Acute Appendicitis in a 20-Week Pregnant Woman

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説明

<p>症例は39歳,妊娠20週の女性.右下腹部痛を主訴に当院産婦人科を受診後,虫垂炎が疑われ当科紹介となった.腹部超音波検査と腹部MRI検査にて虫垂の腫大と壁肥厚を認め,急性虫垂炎と診断した.安定期の妊婦であることから手術加療の方針とした.手術は単孔式腹腔鏡下手術で開始した.仰臥位で軽度頭低位,左側低位にローテーションを行うことで視野を確保し,単孔式で手術を完遂した.術後経過は良好で術後3日目に退院となり,妊娠42週目に健児を自然分娩した.腹腔鏡下虫垂切除術は妊婦においても安全に施行でき,整容面で優れる単孔式腹腔鏡下虫垂切除術も有用な選択肢となり得ると考えられた.</p>

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