脳卒中地域連携クリティカルパスからみた在宅復帰に影響する関連因子の検討

  • 出口 貴行
    独立行政法人労働者健康福祉機構香川労災病院
  • 藤本 俊一郎
    独立行政法人労働者健康福祉機構香川労災病院
  • 大平 隆博
    独立行政法人労働者健康福祉機構香川労災病院
  • 平尾 寛子
    独立行政法人労働者健康福祉機構香川労災病院
  • 塩田 和代
    独立行政法人労働者健康福祉機構香川労災病院

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of the related factor which influences the home return seen from the result of a cerebral apoplexy inter-regional association critical path
  • ノウソッチュウ チイキ レンケイ クリティカルパス カラ ミタ ザイタク フッキ ニ エイキョウ スル カンレン インシ ノ ケントウ

この論文をさがす

説明

<p> 香川シームレスケア研究会は香川県中讃・西讃地域で2005年11月に設立され、エクセルベースで作成した脳卒中地域連携クリティカルパスが運用されている。インターネットで Kagawa Medical Internet eXchange(K-MIX)を用いたデジタル情報での運用が2009年1月から開始され、評価項目のデータ集計・分析が可能となった。</p><p> 今回、回復期病院から在宅復帰した271症例で、在宅復帰に関連する因子の重回帰分析、主成分分析を行った。Functional Independence Measure(FIM)、Barthel Index(BI)、modified Rankin Scale(mRS)などの評価は在宅復帰に強い関連があり、年齢、性別、世帯家族人数、日常生活機能評価、要介護度は関連が低かった。日常生活機能評価や要介護度は、年齢との関連が示唆された。FIMの項目では、運動項目で有意差があり、その中でも食事や更衣などのセルフケア項目に関連が見られた。</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ