フライアッシュを多量に使用したコンクリートの実構造物への適用例

  • 本村 一成
    九州電力(株) テクニカルソリューション統括本部 土木建築本部
  • 続 博誉
    九州電力(株) 松浦発電所建設所
  • 橋口 大輔
    西日本技術開発(株) 調査解析部
  • 黒岩 秀介
    大成建設(株) 技術センター 都市基盤技術研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Example of Application of Concrete Using a Large Amount of Fly Ash to a Building Structure
  • フライアッシュ オ タリョウ ニ シヨウ シタ コンクリート ノ ジツ コウゾウブツ エ ノ テキヨウレイ

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抄録

<p>CO2排出量の削減および資源の有効利用の観点から,フライアッシュをコンクリート用混和材として積極的に利用することが期待されており,実績が少ない建築工事においては技術的知識などの蓄積が望まれている。フライアッシュを多量に使用したコンクリートを建築物に適用する場合,フレッシュ性状や空気量の経時変化,構造体強度補正値,発熱特性,中性化抵抗性などの検討課題がある。本稿では,フライアッシュセメントC種相当の構造体強度補正値28S91が0であること等を確認した工事施工前の事前の試験,30000m3を超える工事中のコンクリートおよびフライアッシュの品質管理試験結果ならびに実構造物における温度測定結果などの事例を示した。</p>

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 57 (7), 481-488, 2019

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

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