脳卒中片麻痺者の短下肢装具の装着方法について

DOI
  • 佐々木 紀葉
    医療法人松田会松田病院リハビリテーション科
  • 佐竹 將宏
    秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻理学療法学講座
  • 伊東 知晃
    医療法人社団志仁会介護老人保健施設ラ·サンテふよう
  • 木元 祐介
    秋田リハビリテーション学院
  • 岩澤 里美
    秋田県立リハビリテーション·精神医療センター
  • 照井 佳乃
    秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻理学療法学講座
  • 上村 佐知子
    秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻理学療法学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Donning methods of ankle-foot orthoses in hemiparetic stroke patients : Effect of type of orthosis, physical function and balance on wearing methods
  • —装具の種類および身体機能・バランス能力との関係—

この論文をさがす

説明

<p>本研究の目的は,脳卒中片麻痺者の短下肢装具(AFO)の装着方法を調査し,AFOの種類,身体機能およびバランス能力との関係を明らかにすることであった.対象は,AFOの着脱が自立している脳卒中片麻痺者26名(男性18名,女性8名)で,平均年齢は59.3±12.0歳であった.AFOの装着動作を分析した結果,装具を床に立てて装着する方法(立型)と足を組んで装着する方法(組型),その他に分類することができた.立型と組型では装具の種類に有意な違いがみられ,立型は組型よりも感覚と体幹屈曲機能が有意に高く,組型は立型よりも膝伸展筋力と座位バランスが有意に高い値を示した.脳卒中片麻痺者のAFOの装着方法には,装具の種類と身体機能およびバランス能力の違いが影響することが示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ