短頭種気道症候群による陰圧性肺水腫を発症した犬の1例

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  • A case of a dog with negative pressure pulmonary edema caused by brachycephalic airway syndrome

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抄録

<p>短頭種気道症候群とはブルドッグ、ペキニーズ、パグ、ボクサー、狆などを代表犬種とする、外鼻孔狭窄、軟口蓋過長症、気管低形成、反転喉頭小嚢、鼻道の解剖学的構造による上気道閉塞を示す症候群のことをいう。臨床徴候としてはいびき、呼吸困難、咳、失神があげられ、そのほかに胸腔内圧の変化に伴い肺水腫や洞性不整脈が認められるとされている。今回、我々は一次診療施設から心原性肺水腫を疑い紹介来院した症例を短頭種気道症候群による陰圧性肺水腫と診断し、その症例が快方に向かったためにこれを報告する。</p>

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