日本人大学生の講義内における 対人関係のコンフリクトについて

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タイトル別名
  • Interpersonal Conflicts among Learners of English in Japanese University Classrooms
  • Interpersonal Conflicts among Learners of English in Japanese University Classrooms : Using Factor Analysis
  • Using Factor Analysis
  • 因子分析を使って

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抄録

2011年の研究調査において,英語講義内における学生達が抱えるコンフリクトについて5項目あることが判明し た。それらはアイコンタクトを避けること,異性間におけるコンフリクト,パートナーとのコンフリクト,教科書 を持って来ないこと,学習のモーティベーションが低いこと,そして発言することに躊躇することであった。  コンフリクトはあらゆる場合に起こることは先行研究においてわかっており,避けることはできないものであ る。この研究では,日本人大学生達388人の回答者(7大学)を被験者とし,彼らが19項目のコンフリクトにどのよ うな対策を駆使し,どの程度のコンフリクトを抱えながら,学習しているかを調査した。データは因子分析の手法 を使って行った。3つの要因結果は 1)自己中心さ α = .800,2)寛容さの欠如 α = .818,3)モーティベーション の低さ α = .875であった。  結果として,日本人大学生達は講義内でコンフリクトを抱えながら学習しているが,かれらはその対策方法を 持っていないことが分かった。特に,意見の異なる相手には寛容さが欠けていた。

収録刊行物

  • 桐生大学紀要

    桐生大学紀要 25 (0), 1-7, 2014

    桐丘学園 桐生大学・桐生大学短期大学部

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