空中さし木法によるスギさし穂の発根誘導条件の最適化

  • 栗田 学
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場
  • 久保田 正裕
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場
  • 渡辺 敦史
    九州大学大学院農学研究院
  • 大塚 次郎
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場
  • 松永 孝治
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場
  • 倉原 雄二
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター九州育種場
  • 倉本 哲嗣
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター

書誌事項

タイトル別名
  • Optimization of rooting induction condition of Japanese cedar by aerial cutting method

説明

<p>九州地域の多くのスギ人工林は主伐期を迎えて伐出が進んでおり、再造林用の苗木として森林施業の省力化が期待される、成長に優れた品種の活用が求められている。現在、スギさし木苗の安定的な生産が課題となっており、簡便・低コストで、かつ需要量に応じた安定的なスギさし木苗生産手法の確立が求められている。</p><p> この課題に対し、我々は用土を用いない空中さし木法を開発しており、その実用化研究を進めている。この技術はさし穂をさしつける際に用土を用いないため、さし木苗生産において業務量が大きい苗畑の維持管理やさし床の準備、発根後の穂の掘り取り作業等において大幅な労力の軽減が期待される。また、それに伴う人件費の削減についても効果が期待される。本発表では空中さし木法の概要や空中さし木法で安定的にスギのさし穂を発根させるための最適な散水条件の検討結果を報告する。さらに、本技術による特定母樹や少花粉品種のさし木苗生産への適用手法についても議論を行う。</p><p> なお本研究の一部は、農研機構生研支援センター「イノベーション創出強化研究推進事業」の支援を受けて行った。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390003825201483776
  • NII論文ID
    130007880430
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_130
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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