自然体験活動における質的研究:ケース・スタディを例に

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タイトル別名
  • Qualitative Research for Nature-based Experiences: As the Example of Case Study

抄録

<p> 自然体験活動(または野外活動)及びその学習活動となる野外教育・環境教育等の領域でも、近年においては言葉(テクスト)をデータとする質的な研究方法を用いた論文が見られるようになってきました。質的研究といっても、そのアプローチ方法は、代表的なところでも「グラウテッド・セオリー」「エスノグラフィー」「ライフ・ヒストリー」「ナラティブ・アプローチ」「ケース・スタディ」などと多岐にわたります。当発表では、その中でも“ケース・スタディ”を取り上げ、そのアプローチの手続きの概要について紹介します。</p><p> ケース・スタディは、ある特色ある状況・環境(ケース)について着目し、その事例の密な検証を通じてより広く深い当該事象の理解に適した研究手法となります。ある自然体験活動については、そこで起こった全体の出来事を、特色をもつ一つのケースとして見なすことができます。そのように捉えることで、ケース・スタディのアプローチは、質的研究の中でも、ある独自の体験活動によって生起した事象や、またそこに見られた影響・変化・効果等について検証していくアプローチとして適していると考えられます。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390003825201536640
  • NII論文ID
    130007880507
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_245
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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