にちなん中国山地林業アカデミーでの1年間を振り返って

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タイトル別名
  • looking back on the year at tha nichinanchugokusanchi forestry academy

抄録

<p> 2019年4月、鳥取県日南町に全国初の町立の林業学校として「にちなん中国山地林業アカデミー」が開校した。第1期生は10~40代の男女7名で、町内出身者の他、北海道・神奈川・愛知・岡山から年齢も職歴も異なる個性豊かな7名が集まった。筆者は東京で長年国家公務員として勤務していたものの「人生一度は山の中で汗水たらして仕事がしてみたい」との思いから、約2年間の比較検討の末、退路を断ち日南町へ移住した。</p><p> 本報告では、アカデミーでの1年間で学んだこと、得たことを中心に報告を行う。森林や林業について全くの無知からスタートし、知識・技術・体力全てに不安があった筆者が過ごした1年間を、具体的カリキュラムや授業実績から振り返り、入学前後での技術的変化、心情的変化についてまとめる。</p><p> そして、都市から山村へ来た者として、人生を再スタートさせた者として、今後の林業学校へ期待したい役割を、林業人材の育成とともに「東京一極集中」「社会人の学び直し」「人生再設計」という視点から、実感と実体験を基に発表する。わたしは、林業に出会って、アカデミーに通って、日南町で暮らして、生き方が変わった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390003825201561856
  • NII論文ID
    130007880552
  • DOI
    10.11519/jfsc.131.0_238
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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