森林の木材生産・山菜採取・散策適地評価とその変遷:北茨城市を事例に
書誌事項
- タイトル別名
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- Wood and edible wild plants/mushrooms production and forest walking: their potential and change in Kitaibaraki city
抄録
<p>森林の多面的機能は、森林の成長や施業、社会の変化の中で、相互に影響しつつ変動するため、複数機能の同所的かつ時系列の把握が望ましい。しかし、これまでそうした試みが少なかった。そこで本研究では、木材生産機能、山菜・きのこなどの天然特用林産物の生産機能、森林散策などの保健休養機能に着目し、既往研究を参考に、多基準評価等に基づいて各機能を捉えるモデルを整理した。次に、スギ・ヒノキ人工林や落葉広葉樹林が卓越する北茨城市花園川上流の水沼流域(約60 km2)にて、1948年、1975年、2012年の3時期のオルソ空中写真判読にもとづく林相変化と、国有林と民有林の林齢情報に標準伐期を仮定して推定した林齢変化、地形条件や道からの距離などの各種地理情報を用いて、各機能の変化を捉えた。その結果、機能ごとに高評価地の分布が異なり、社会背景や施業(伐採・植林・林道整備等)の変化のなかで、各機能の適地が変化していた。さらに、山菜の種ごとに採取適地が異なるように、各機能内にも多様性がみられた。多時期の森林情報を活用した複数機能の時系列把握は、地域毎の多様なニーズに応じた持続的森林管理を検討する有用な基盤となりうる。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 295-, 2020-05-25
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390003825201609344
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- NII論文ID
- 130007880622
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可