低湿地対策としての盛土施工効果の検討-富津海岸林における生育調査-
書誌事項
- タイトル別名
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- Examination of the effect of banking as a measure for low swamp -Growth investigation in Futtsu coastal forest-
抄録
<p>千葉県富津岬は標高が低く地下水位が高いために低湿地が多く、海岸防災林の主要な樹種であるクロマツが湿害を受け、衰弱、枯損、倒伏が発生している。千葉県では約30年前からこの対策として、盛土によって地盤から嵩上げし、根系が発達できる生育基盤を確保してから再造林を行ってきた。この盛土の効果を明らかにするため、初期の造成地において植栽から30年が経過したタブノキとクロマツの地上部の生育状況と地下部の根系分布を調査した。その結果、盛土は地下水位から1m程度嵩上げされており、30年経過した現在においても土壌硬度及び断面調査から適度な軟らかさを確保できており、物理性は良好であった。地上部の成長は良好であり、地下部については、盛土によって嵩上げした深さ(地下水位と同程度)まで根系がおおむね到達していたことから低湿地対策としての生育基盤盛土の施工は当初の目的を達成したと考えられた。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 274-, 2020-05-25
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390003825201620864
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- NII論文ID
- 130007880643
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可