ESPRIT-TomoSARを用いたマルチベースライン航空機SARデータの三次元イメージング

書誌事項

タイトル別名
  • Three-Dimensional Imaging of Multi-Baseline Airborne SAR Dataset by using ESPRIT-TomoSAR

説明

TomoSARは複数のSARデータをアレー受信号とみなすことで仰角方向,すなわち高さ方向の信号分離を行い三次元イメージングを実現する.しかしTomoSARの角度分解能は一般に低く,かつ軌道誤差により高分解能手法の適用は制限されてしまう.高分解能なイメージングを行うためには各観測ごとに独立な誤差量をもつ航空機パスを位相レベルで高精度に校正する必要がある.本論文ではこの問題に対しシングルパス観測データを用いたマルチベースライン構築とESPRIT法を用いた信号分離を行うESPRIT-TomoSARによる三次元イメージングを提案する.ESPRIT法は同形アレーのペアを用いて信号分離を行うため,個々の観測データの軌道誤差に影響されずに高分解能イメージングが実現可能である.そのため従来のTomoSARでは両立が困難であった高分解能かつ軌道誤差にロバストな三次元イメージングが達成される.本論文ではXバンド航空機SARによる実際の観測データを用いた検証を行い提案手法の有効性を示す.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390003825202916864
  • DOI
    10.14923/transcomj.2019wfp0013
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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