研究倫理コンサルタントに求められるコア・コンピテンシーのモデル試案

  • 松井 健志
    国立がん研究センター 社会と健康研究センター 生命倫理・医事法研究部
  • 井上 悠輔
    東京大学医科学研究所 公共政策研究分野
  • 楊河 宏章
    徳島大学病院 臨床試験管理センター
  • 高野 忠夫
    東北大学病院 臨床研究推進センター

書誌事項

タイトル別名
  • <i>A proposed model of core competencies required for research ethics consultants </i>
  • ケンキュウ リンリ コンサルタント ニ モトメラレル コア ・ コンピテンシー ノ モデル シアン

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説明

<p> 近年、臨床研究計画や研究内容に関連した倫理的問題への対応等について助言や推奨を与える研究倫理コンサルテーション・サービスの活動が広がりつつある。しかし、その活動が扱う臨床研究の内容やそれを取り巻く法・規制環境が高度化・複雑化する中で、それを担当する「研究倫理コンサルタント」には高度な専門的知識等が必要となってきているが、研究倫理コンサルタントに果たしてどのようなコンピテンシーが必要であるか、ということの検討はこれまでほとんどなされていない。診療上の倫理問題について当事者に助言を行う臨床倫理コンサルテーションでは、これに先行してその担い手である臨床倫理コンサルタントに必要なコンピテンシーについて検討されてきた。そこで本研究では、臨床倫理コンサルタントでのコア・コンピテンシー・モデルを参考に、研究倫理コンサルタントに必要なコア・コンピテンシーについて検討を行い、モデルの作成を試みたので報告する。</p>

収録刊行物

  • 生命倫理

    生命倫理 29 (1), 85-94, 2019-09-26

    日本生命倫理学会

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