Society 5.0時代における看護師向け病棟デバイスの活用に関する提言

DOI
  • 瀬戸 僚馬
    日本医療情報学会看護部会病棟デバイスWG長
  • 保坂 良資
    日本生体医工学会ユビキタス情報メディアと医療システム研究会長

書誌事項

タイトル別名
  • Proposal for the use of inpatient devices by nurses in the Society 5.0 era

抄録

<p>日本医療情報学会看護部会病棟デバイスWGは、日本生体医工学会ユビキタス情報メディアと医療システム研究会との緊密な連携のもと、病棟で用いられる生体デバイス及び可搬型情報機器のセンシング技術や通信技術を用いて、看護師や協働する多職種との間で病棟業務をどのように革新していくか、また、情報デバイスを用いた記録などのように記録等の形で蓄積していくか、議論を深めてきた。その議論を踏まえて、今般、提言をまとめた。ナースコールや警報に呼応して起動させるカメラなど患者安全上の期待が多数で、プライバシー上の懸念が少数のものもあり、今後の普及が期待される。他方では看護師に対する位置検知など懸念が多数の技術もあるので、これらの導入の際には慎重な検討が必要である。また、看護管理者からは情報量が既に過多であり、こうした技術が情報量を更に増やしてしまうことへの懸念も寄せられた。これらの課題を丁寧に議論しつつ、適切な形で技術を実装していくことを期待する。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual58 (Proc), 548-549, 2020

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390003825204326784
  • NII論文ID
    130007885118
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual58.548
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ