協創スケッチ法による協働的な創造活動生成過程の解明

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タイトル別名
  • Elucidating the Generation Process of Co-Creative Activities by Co-Creation Sketch Method
  • 協創スケッチ法による協働的な創造活動生成過程の解明 : スケッチを用いた協創によって発生する現象に関する研究
  • キョウソウスケッチホウ ニ ヨル キョウドウテキ ナ ソウゾウ カツドウ セイセイ カテイ ノ カイメイ : スケッチ オ モチイタ キョウソウ ニ ヨッテ ハッセイ スル ゲンショウ ニ カンスル ケンキュウ
  • --Study on Phenomena Generated by Co-Creation with Sketches
  • ―スケッチを用いた協創によって発生する現象に関する研究

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抄録

<p>本稿の目的は,参加型デザインにおいて,協創スケッチ法による協働的な創造活動の生成過程を明らかにすることである.協創スケッチ法は,創造過程をスケッチで図化することで,多様な人たちが関わりながら創造活動をする手法として開発した.これは参加者の多様な視点を活かした発想の高度化を支援する効果が期待される.筆者らは,協創スケッチ法を用いたワークショップを観察対象とし,スケッチを用いた協創現象を分析した.その結果,次のことが明らかになった.まず,参加者の創造過程が,多層的に描き加えられる状況と,多様な視点で思考できる状況がつくられていた.さらに,デザイン教育を受けていない参加者でもアイデアの拡散と修練ができていた.協創スケッチ法は,参加者が活動を相互に参照することで,クリエイタ個人の創造過程に近い状態を実現する特徴と,協創の過程を可視化することで,参加者らの相互理解の手がかりとなる特徴を有している.</p>

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 67 (1), 1_11-1_18, 2020-07-31

    一般社団法人 日本デザイン学会

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