英語圏中等教育機関日本語教師が日本語アシスタントに求める資質

書誌事項

タイトル別名
  • Behavioral Characteristics of Outstanding Japanese Language Assistants from the Standpoint of Secondary School Japanese Language Teachers in the Anglosphere
  • 英語圏中等教育機関日本語教師が日本語アシスタントに求める資質 : 語学アシスタント経験の有無が日本語教師の意識に及ぼす影響についての検討
  • エイゴケン チュウトウ キョウイク キカン ニホンゴ キョウシ ガ ニホンゴ アシスタント ニ モトメル シシツ : ゴガク アシスタント ケイケン ノ ウム ガ ニホンゴ キョウシ ノ イシキ ニ オヨボス エイキョウ ニ ツイテ ノ ケントウ
  • The Influence of the Assistant’s Experience on the Perspective of Japanese Language Teachers
  • ―語学アシスタント経験の有無が日本語教師の意識に及ぼす影響についての検討―

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説明

<p> 本研究の目的は,英語圏中等教育機関の日本語教師が求める日本語アシスタント (以下,JA) の資質を明らかにすることである。質問紙調査より日本語教師212名の回答が得られた。データを因子分析にかけた結果,「教師の専門性と英語力と規律」「日本語教授者の基本的態度」「明るい人間性」「勤勉さと役割認識」の4因子が抽出された。うち,JAに強く求められる因子とそうでない因子,教師と共通の因子,JAに特徴的な因子が挙げられた。次に,4因子と教師の語学アシスタント (以下,LA) 経験有無とJA受入希望有無との関係を探るためノンパラメトリック検定を行った。結果,「教師の専門性と英語力と規律」の因子に有意差があり,LA経験有無とJA受入希望有無は,JAと教師の区別の認識に重要な要因であることがわかった。また,JA受入希望者が多い一方,JAと教師の区別が明確でない者も多いことが指摘できた。本結果は,海外JA活用の基礎的な指標を示したと考える。</p>

収録刊行物

  • 日本語教育

    日本語教育 170 (0), 107-121, 2018

    公益社団法人 日本語教育学会

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