「デザインの現象」の理解に向けた研究方法論
書誌事項
- タイトル別名
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- Research Methodology toward Understanding "Design Phenomena"
抄録
<p>我々の社会では、多数のデザイン行為が連綿と行なわれ、多数のものごとがデザインされている。それらは互いに影響しあい、多くの人との関わりあう中で、時間的に変化したり、空間的に広がったり、あるいは消えていったりしている。こうした諸事象の総体を、「デザインの現象」(design phenomena)と呼ぶことにしよう。本研究はデザインの現象という複雑な対象を、鳥瞰的な目線で理解することを目的としている。我々の社会で起きている実際のデザインの現象を、豊富なデータを元に、時間の流れや空間の広がりを表現できるかたちで、記述し、また分析したい。</p><p>;</p><p>;本稿では、実際のデータを元にデザインの現象の研究を進めるための基礎となる、研究方法論を展開する。まず、デザインの現象の研究に際して筆者らが取るべき研究態度について述べる。次に、デザインの現象の理解のために構築した、基本的な理論モデルを提示する。デザイン行為などの出来事に着目するイベントのネットワーク、デザインされたものやデザインの主体などの要素に着目するオブジェクトのメッシュワークという2つのモデルである。そして最後に、それらの態度や理論モデルに基づいた研究の展望を記す。</p>
収録刊行物
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- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
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日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 (0), 16-, 2020
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390003825208066048
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- NII論文ID
- 130007891478
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可