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- 松野 健
- 九州大学応用力学研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- A Physical View in the East China Sea
- Extended Abstract 東シナ海 : 物理的観点から
- Extended Abstract ヒガシシナカイ : ブツリテキ カンテン カラ
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説明
東シナ海における海洋物理現象,特に海面水温,黄海冷水,黒潮,長江希釈水,海水位の長期変動について,最近の文 献に基づいて主なものを紹介した.気象庁は,東シナ海の北部と南部海域における海面水温が,100年でそれぞれ1.23̊C および1.18̊C 上昇していることを示し,これらは全球平均に比べてかなり大きな値になっている.海面水温を含めて, 黄海冷水や黒潮の流量・流路,さらに長江希釈水の広がりや海水位の長期変動は,北太平洋の気候変動指標と何らかの関 係を持って変動していることが様々な文献によって報告されている.しかし,それぞれが相互に関連していること,また 用いたデータの取得場所や期間によって様々に異なる関連性も示されていることから,トレンドの理解にはより長期的な データを用いた解析が必要である.
収録刊行物
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- 沿岸海洋研究
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沿岸海洋研究 58 (1), 49-51, 2020
日本海洋学会 沿岸海洋研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390004222618412800
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- NII論文ID
- 130007903515
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- NII書誌ID
- AN10492259
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- ISSN
- 24344036
- 09143882
- 13422758
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- NDL書誌ID
- 030625596
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可