書誌事項
- タイトル別名
-
- Effectiveness of Complete Voice Rest Followed by Relative Voice Rest Using Confidential Voice after Phonomicrosurgery
この論文をさがす
抄録
<p>音声外科手術として喉頭微細手術は最も頻用されているが,術後の声の安静に関するプロトコールは確立されていない.今回,われわれの使用しているプロトコールの有効性を検証した.対象は2016年8月〜2019年8月の間に喉頭微細手術を施行した31例.声の安静指導として術後1〜3日目は沈黙期間,4〜7日目はconfidential voiceの使用,8〜14日目は日常会話レベルの音声使用とした.沈黙の遵守率は70.9%であり,Gスコアは遵守完全群のほうが遵守不完全群に比べて,術後3ヵ月までは有意に高い改善率を示した.一方,声門閉鎖,MPT,VHIの改善率は2群間で有意差を認めなかった.沈黙の遵守率は既報と比較し高く,遵守不完全群であっても術後半年後には遵守群同様の音声改善が得られたことから,本研究における声の安静指導方法は有効である可能性が示唆され,術後3日間の沈黙の遵守は音声の早期回復に寄与すると考えられた.</p>
収録刊行物
-
- 音声言語医学
-
音声言語医学 61 (3), 245-251, 2020
日本音声言語医学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390004222620416256
-
- NII論文ID
- 130007905702
-
- ISSN
- 18843646
- 00302813
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可