ブータン王国の絶滅危惧種シロハラサギにおける採餌パターンに基づく保全活動 ―シロハラサギ保全グループ―

書誌事項

タイトル別名
  • Foraging activity patterns of critically endangered white-bellied herons (<i>Ardea insignis</i>) in Punatsangchu and Mangdechu river basins of Bhutan ―Conservationists for White-bellied Herons―

説明

<p>シロハラサギ(WBH)は,その基本的な生態も種の理解もあまりされないままに,絶滅の危機に瀕している.この研究の目的は,シロハラサギの残された最大の個体群の1つが生息していると思われるブータンの2つの河川流域におけるシロハラサギの採餌時の微小環境の選択性,採餌行動,およびその食性(餌の嗜好性)を分析することであった.河川の瀬と淵は,採餌行動観察で,80事例と62事例が得られ,最も一般的に使用される微小環境であった.シロハラサギは魚の3つの属(GaraSalmo,およびSchizothorax)を主に摂食し,その中でSchizothorax(64%)がもっとも優占される属であった.本研究は,既存の知識の不足部分を埋め,川という生息地のさらなる保全とシロハラサギの種の長期の保全のために必要な餌資源の増殖のために,効果的な政策と管理を支える証拠を提供することになる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390004222628986752
  • NII論文ID
    130007919063
  • DOI
    10.32215/pronatura.29.0_359
  • ISSN
    21897727
    24320943
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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