万引き被疑者における万引きに関する心理的要因間の関連の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship among suspects' psychological factors related to shoplift
  • 万引き被疑者における万引きに関する心理的要因間の関連の検討 : 家族および友人関係と攻撃性が万引きの心理に及ぼす影響
  • マンビキ ヒギシャ ニ オケル マンビキ ニ カンスル シンリテキ ヨウイン カン ノ カンレン ノ ケントウ : カゾク オヨビ ユウジン カンケイ ト コウゲキセイ ガ マンビキ ノ シンリ ニ オヨボス エイキョウ
  • 家族および友人関係と攻撃性が万引きの心理に及ぼす影響

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説明

本研究の目的は、香川県内の万引き被疑者を対象として、万引きの心理的要因間の関連について検討することであった。具体的には、まず、万引きの動機の因子分析を行い、被疑者の世代ごとの特徴について検討した。次に、被疑者の世代ごとに家族および友人関係と攻撃性が万引きの動機、規範意識、万引き後の心理状態に及ぼす影響について検討した。香川県内において取調べを受けた被疑者180名(青少年87名、成人51名、高齢者42名)に調査を実施した。その結果、万引きの動機では「ストレス性」「経済性」「自己中心性」「誘発性」の4因子が抽出され、世代ごとに万引きの動機の特徴は異なっていた。また、家族および友人関係は万引きの心理と関連しており、どの世代においても家族の否定的反応が万引きへの後悔と結びついていた。したがって、万引きをした際には家族の毅然とした対応が万引き犯罪の再発を抑制すると考えられた。

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