ドライバーの運転時ストレスに着目した街路空間における交通静穏化策の組み合わせ評価

  • 小川 司
    名城大学理工学部社会基盤デザイン工学科
  • 石黒 祥梧
    名城大学大学院理工学研究科社会環境デザイン工学専攻
  • 松本 幸正
    名城大学理工学部社会基盤デザイン工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Traffic Calming Measures at Street Based on Drivers’ Stress

抄録

欧米諸都市では,歩行者と自動車が完全に分離されている街路空間整備が進んでいるが,車中心の道路構造を形成する我が国においては,歩行者と自動車が共存する空間整備が求められている.そこでは歩行者を保護しつつも,ドライバーに過度なストレスを掛けない交通静穏化策が重要になる.本研究では,ドライビングシミュレータ上で複数の交通静穏化策の要素を組み合わせることによって街路環境を構築し,走行実験を行った.心拍変動によるストレスの把握とともに,アンケートによってドライバー目線での空間評価を行ってもらい,ドライバーが感じるストレスを把握した.結果として,幅員3.50mまたは3.00m,黄色舗装,ハンプあり,狭窄なしがストレスを感じる要素であることを明らかにした.ドライバーのストレスが許容できる組合せは幅員3.25m,カラー舗装なしもしくは赤色舗装,ハンプなし,狭窄なしであることもわかった.

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参考文献 (4)*注記

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