A Case in Which Clinical Dohsa-hou was Effective in Reducing Chronic Pain, Accompanying Anxiety and Insomnia

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  • 慢性疼痛とそれに関連した不安・不眠症状の改善に臨床動作法が機能した事例
  • マンセイ トウツウ ト ソレニ カンレン シタ フアン ・ フミン ショウジョウ ノ カイゼン ニ リンショウ ドウサホウ ガ キノウ シタ ジレイ

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Abstract

<p>本研究は,慢性疼痛を抱えるクライアントに対して臨床動作法を適用し,疼痛と関連症状である不安,不眠の改善をもたらした事例である。本事例では,臨床動作法を通してクライアントが自らの過剰な筋緊張や力みによる動作の様式に気づいて制御し,適度な力加減による身体の動かし方を獲得した。また,当初,クライアントは上記の筋緊張から力みによって身体の痛みが生じて動かすことができなかったが,セッションを通して痛みを生じさせる不適切な筋緊張に気づいて弛めることができるようになり,さらに動作を展開できるようになった。以上の過程は,クライアントの身体感覚への気づきと心身の自己コントロール力を育み,日常生活における活動様式の改善をもたらしたと考えられ,クライアントが当初抱えていた疼痛,不安,不眠症状に関するアウトカム得点も改善した。</p>

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