卵丘細胞におけるprogesterone産生関連遺伝子の発現とウシ卵子の初期発生能の関連
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- フリチャビリグ アチラト
- 宇都宮大農附属農場
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- 佐藤 あかね
- 宇都宮大農附属農場
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- 芦部 詩織
- 宇都宮大農附属農場 農工大院農
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- 長尾 慶和
- 宇都宮大農附属農場 農工大院農
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between gene expression levels of progesterone synthesis related enzymes in cumulus cells and developmental competence of bovine immature oocytes
説明
<p>【目的】ウシの体外受精胚生産においては,卵巣の小卵胞から採取したCOCを活用する。小卵胞の卵胞液においては,発育から排卵あるいは閉鎖に至る過程でprogesterone(P4)濃度が大きく変動するが,P4と卵子の初期発生能の関連については不明である。本研究では,小卵胞から採取直後の卵丘細胞におけるP4産生に関する遺伝子の発現量とその卵子の初期発生能との関連を解析した。【方法】ウシ屠体卵巣を個体ごとに採取し,小卵胞から採取した良質COCを用いて,成熟から発生まで個別に体外培養を行った。同時に成熟培養に入れる前のCOCから卵丘細胞の一部を採取し,total RNAを抽出し,卵胞刺激ホルモンレセプター(FSHR),黄体形成ホルモンレセプター(LHR),インスリン様成長因子1レセプター(IGF1R)およびP4生産関連酵素(STAR,CYP11al,CYP17al,HSD3およびCYP19al)の遺伝子発現をリアルタイムPCR法で解析し,GAPDH発現量との相対発現量を求めた。発生培養7日後の胚の状態を評価し,2細胞期から桑実胚期までの時期で発生停止した胚と胚盤胞まで発生した胚のそれぞれの卵丘細胞(それぞれ2-M群およびBL群)の相対発現量を比較した。【結果と考察】FSHR,IGF1R,CYP11alおよびHSD3の相対mRNA発現量について,2Cell-M群ではBL群と比べて高かった(P<0.05)。また,各サンプルにおいて,FSHR発現量はIGF1R,CYP11alおよびHSD3の発現量との間に正の相関が認めたれた(P<0.01)。IGF1R発現量はHSD3発現量との間に正の相関が認めたれた(P<0.01)。以上の結果より,小卵胞から採取直後のCOCの卵丘細胞におけるFSHおよびIGF1との相互作用によるP4産生能の向上は,卵子の発生能の低下と関連していることが示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本繁殖生物学会 講演要旨集
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日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-41-P-41, 2020
公益社団法人 日本繁殖生物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390004222634597248
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- NII論文ID
- 130007925678
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可