ストレス防衛反応を制御する中枢自律神経系
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- 桑木 共之
- 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科先端治療科学専攻生体機能制御学講座統合分子生理学分野
書誌事項
- タイトル別名
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- Central autonomic regulation of stress defense response
抄録
<p>ストレス防衛反応とは,敵などのストレッサーに遭遇した時に闘争逃走行動を効果的に行う為に,血圧・心拍数・呼吸数を上昇させ,筋血流を増やして当面不必要な内臓血流は減少させるという反応である.これらの反応は無意識の領域を司る自律神経系の働きによって実現されており,これが上手く働かないと生命の危機に直面することにもなりかねない.防衛反応の表出に際し,視床下部の防衛領域が一斉にそのスイッチを入れる重要な部位であることが20世紀中頃には既に知られていた.しなしながら,その詳細が明らかになったのは比較的最近である.この神経回路メカニズムの解明を目的とした我々の研究成果を解説する.視床下部に存在するオレキシン産生神経細胞がその主役であり,またオレキシン産生神経細胞は睡眠覚醒を司る神経でもあった.すなわち,意識にのぼる活動を制御する神経メカニズムと無意識の領域との接点が明らかになった.</p>
収録刊行物
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- 自律神経
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自律神経 57 (3), 157-164, 2020
日本自律神経学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390004951539367040
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- NII論文ID
- 130007927047
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- ISSN
- 24347035
- 02889250
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可