韓国クロソイ養殖業でみる産地間競争の動向

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タイトル別名
  • The Trend of Competition between Production Areas in the Korean Black Rockfish Aquaculture Industry
  • 韓国クロソイ養殖業でみる産地間競争の動向--地域別生産量の変動を踏まえて
  • カンコク クロソイ ヨウショクギョウ デ ミル サンチ カン キョウソウ ノ ドウコウ チイキ ベツ セイサンリョウ ノ ヘンドウ オ フマエテ
  • A Study Based on Change of Regional Production
  • 地域別生産量の変動を踏まえて

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抄録

<p>クロソイは韓国の養殖産業の黎明期から養殖されており,過去10年間にわたって韓国の養殖魚類生産量の41%を占めてきた重要魚種である。また魚類養殖業者の約7割が主な魚種として養殖しており,毎年2万トン以上の養殖生産実績をあげている。本論文は,クロソイ養殖の産地別にみた生産量の変動と特徴に焦点をあて,韓国魚類養殖業の構造変動を明らかにすることを目的にしている。</p><p>具体的には,韓国のクロソイの主要産地であるトンヨン・ヨスなど6地域を中心に,養殖生産量の変動傾向とその要因を検討する。韓国のクロソイ養殖業は養殖生産環境と経営実態によって,各産地別に稚魚放養密度,育成期間がそれぞれ異なる形をみせている。その異なる養殖生産形態によって各産地を三つの類型に分けることができる。すなわち,高密度・短期育成型産地,低密度・長期育成型産地,および生産の形態変更型産地である。このような産地類型別に異なっている生産の形が,消費地の新しい消費傾向とかみ合って,各産地の生産量にどのように変動してきたかを考察する。具体的には,生産環境,経営実態および消費動向が各産地のクロソイ生産動向の変化に及ぼしている影響を検討することである。</p>

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