市街化調整区域の廃止が農地の宅地転用に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • How the Abolition of the Urbanization Adjustment Area Zoning Affected the Conversion of Agricultural Land into Housing Sites
  • 市街化調整区域の廃止が農地の宅地転用に及ぼす影響 : 愛媛県西条市を事例として
  • シガイカ チョウセイ クイキ ノ ハイシ ガ ノウチ ノ タクチ テンヨウ ニ オヨボス エイキョウ : エヒメケン サイジョウシ オ ジレイ ト シテ
  • ― 愛媛県西条市を事例として ―
  • ― Case study from Saijo-city, Ehime, Japan ―

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説明

<p>本研究は,愛媛県西条市の線引き廃止後の旧市街化調整区域(現:都市計画区域内白地)を対象に,宅地転用の住宅種,転用位置,および農業サイドのゾーニングとの関係性に着目して,線引き廃止から数年経過した後にも継続する宅地転用における住宅種別の転用傾向の違いを明らかにするとともに,住宅種と開発者・農地所有者のニーズの関連性を考察した.その結果,建売住宅と共同住宅への転用では面積集積と位置選定が重要であり,条件合意等に一定期間を要した後に転用に至ったと考えられた.旧市街化区域(現:用途地域)周辺に農振白地が存在したことにより,商業性の高い住宅種を選択的に誘導し,同住宅種による周辺農村部での無秩序な開発を抑制することにつながったと考えられる.一方,一般住宅への転用では,潜在的な開発ニーズに対し,転用位置の選択は農地所有者の意向が優先する可能性が見いだされた.</p>

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