通常と逆向きに発達した沿岸漂砂による竜洋海岸の侵食

  • 宇多 高明
    (一財)土木研究センターなぎさ総合研究所兼日本大学理工学部海洋建築工学科
  • 貝沼 征嗣
    静岡県交通基盤部河川砂防局河川企画課
  • 袴田 充哉
    静岡県交通基盤部河川砂防局河川海岸整備課
  • 八木 裕子
    (株)東京建設コンサルタント環境防災事業本部海岸・海洋部

書誌事項

タイトル別名
  • EROSION OF RYUYO COAST DUE TO LONGSHORE SAND TRANSPORT REVERSED FROM NORMAL CONDITION
  • ツウジョウ ト ギャクムキ ニ ハッタツ シタ エンガンヒョウサ ニ ヨル リュウヨウ カイガン ノ シンショク

この論文をさがす

抄録

<p> 2019年10月12日に襲来した台風19号時,竜洋海岸の6号離岸堤の東側で著しい侵食が発生した.過去の侵食の経緯を考えると,侵食は従来と同様,東向きの沿岸漂砂に起因すると想定された.しかし沿岸方向に200m間隔で配置された測線に沿って行われてきた深浅測量データより台風前後での縦断形変化を調べたところ,台風19号時には東寄りに大きく傾いた方向から波が入射したため,従来と逆に西向きの沿岸漂砂が発生し,これにより海浜変形が生じたことが分かった.</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ