簡易機器を用いた廃棄物最終処分場内観測井のガスモニタリング

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タイトル別名
  • Gas monitoring of the observation well in an industrial waste landfill site using the portable devices

抄録

<p>平成 10 年以前に供用開始した層厚 50mの産業廃棄物最終処分場において、新規に設置した場内観測井を用いて発生ガスや温度を観測した。管内温度は深度 27.5mで66.8℃に達し、ガス濃度も深度2.5m〜27.5mでメタンが54.7〜57.5%、二酸化炭素が31.0〜41.6%の範囲で高いことから、埋立廃棄物の活性は依然として高いことが分かった。また、ガス濃度の深度別連続観測を実施したが、明確な結果は得られなかった。他方、ガス流量は最大30L/分と大きくなかったが、常に流れ続けており、気象条件の中では風速によるガス流量への影響が見られた。本研究では、幾つかの調査方法で場内観測井を用いて廃棄物層内を調べたが、不明な点も多々あり、今後も継続して調査を続けていきたい。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390004951543244928
  • NII論文ID
    130007948056
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.31.0_339
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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