運動習慣形成・継続のための支援ツールとしてのデータ放送コンテンツ活用の提案

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タイトル別名
  • Proposal for the practical use of a data-broadcasting service as a tool for engaging in regular exercise
  • ウンドウ シュウカン ケイセイ ・ ケイゾク ノ タメ ノ シエン ツール ト シテ ノ データ ホウソウ コンテンツ カツヨウ ノ テイアン

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抄録

<p><tt>目的:本研究の目的は新しい健康教育システムとしてのデータ放送サービス(地上波デジタル放送)の活用を提案すること,およびその実用性について検討することである。</tt></p><p><tt>方法:本研究の対象者は軽度の膝痛を有する在宅自立高齢女性</tt>6<tt>名であった。我々は膝痛を緩和するための体操の動きをアニメキャラクターが演じるデータ放送コンテンツを制作した。このコンテンツを搭載したハードディスクレコーダーを,対象者の自宅のテレビに接続することによって,データ放送サービスの配信をシミュレーションした。対象者はコンテンツ内のキャラクターの動きを見ながら</tt>2<tt>か月間体操を行った。</tt></p><p><tt>結果:介入期間中における全対象者の平均体操実施率は</tt>86.5<tt>±</tt>28.4<tt>%であった。介入後に実施したグループインタビューの結果,「動機づけ」,「強化」,および「体操の習慣化」の</tt>3<tt>つのカテゴリーが抽出された。更に,「動機づけ」には「使いやすさ」,「わかりやすさ」,「キャラクターへの愛着」,および「コンテンツへの苛立ち」などのサブカテゴリーがあり,「強化」には「効果の実感」と「モニタリングの効果」のサブカテゴリーが抽出された。</tt></p><p><tt>結論:我々が考案したデータ放送を活用した健康教育コンテンツは,自宅で実施する運動の習慣化を支援する可能性を示唆した。</tt></p>

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