なぜ「正しい」設計の環境配慮がうまくいかないのか?
書誌事項
- タイトル別名
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- Why Does Environment-conscious Project by “Right” Design Go the Wrong Way?
- ナゼ 「 タダシイ 」 セッケイ ノ カンキョウ ハイリョ ガ ウマク イカナイ ノ カ?
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抄録
<p>法的な手続きや技術指針に基づいた「正しい」設計の環境配慮が,必ずしも成果を挙げられるとは限らない。霞ヶ浦の自然再生事業の事例研究から,「正しい」設計にはそれを機能させる前提条件があるにもかかわらず,機械的に現場に適用することが「ズレ」を発生させ,「うまくいかない」状況をつくりだしてしまうことが明らかになった。そのため,現場の状況に対応して専門家,行政,市民などのステイクホルダー間で,「正しさ」を順応的に模索することが必要である。このことから,PDCAサイクルの前提の再考や構造物などの「工夫の余地」,事業プロセスの柔軟性,それらを可能にする制度的裏付け,思想面の深化などの具体的な解決指針が見いだされる。</p>
収録刊行物
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- 農業農村工学会誌
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農業農村工学会誌 84 (5), 371-374,a1, 2016
公益社団法人 農業農村工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390005506398369664
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- NII論文ID
- 130007968175
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- NII書誌ID
- AA12221567
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- ISSN
- 18847196
- 18822770
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- NDL書誌ID
- 027421408
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可