教科教育研究者の社会的責任の果たし方

書誌事項

タイトル別名
  • How Do European Researchers in Education Define Their Social Responsibilities?
  • 教科教育研究者の社会的責任の果たし方 : 教育学に背景を持たない3名の欧州研究者の多様性と共通性
  • キョウカ キョウイク ケンキュウシャ ノ シャカイテキ セキニン ノ ハタシ カタ : キョウイクガク ニ ハイケイ オ モタナイ 3メイ ノ オウシュウ ケンキュウシャ ノ タヨウセイ ト キョウツウセイ
  • A Comparative Study of Three Researchers in Charge of Subject Pedagogy
  • 教育学に背景を持たない3名の欧州研究者の多様性と共通性

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抄録

本研究は,「教育」「研究」「社会貢献」「管理・運営」の4点を視点にして,教科教育研究者の社会的責任の果たし方について考察する。分析対象は,社会系教科の教育法を担当する欧州の大学研究者3名である。3名は,教育学以外の領域から教科教育の世界に入り,精力的な活動を展開している。教科教育学の担い手が拡大する今,3名に見られる教科教育研究者としての社会的責任の果たし方や,社会的責任を果たせている基本要因を明らかにすることは重要だろう。本研究で明らかにしたのは,次の3点である。(1)3名には社会的責任の果たし方に多様性が見られること,(2)しかし,教科教育研究者としての責任を果たせている共通の要素として,3名の学問的・社会的な関心や信念が教科教育と結びついていること,実際の活動が所属組織の期待や地域の状況と整合していることが考えられること,(3)3名に見られる社会的責任の果たし方は,教科教育学の境界を再構築していく新たなパースペクティブとなりう

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