地域高齢者における体脂肪率,筋肉量,たんぱく質量,ミネラル量の握力低下への影響

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of Body Fat Percentage, Muscle Mass, Protein, and Mineral Abundance on Decreasing Handgrip Strength in Community-dwelling Older Adults: A 1-year Longitudinal Study
  • 地域高齢者における体脂肪率,筋肉量,たんぱく質量,ミネラル量の握力低下への影響 : 1年間の縦断的観察研究
  • チイキ コウレイシャ ニ オケル タイシボウリツ,キンニクリョウ,タンパクシツリョウ,ミネラルリョウ ノ アクリョク テイカ エ ノ エイキョウ : 1ネンカン ノ ジュウダンテキ カンサツ ケンキュウ
  • ―1年間の縦断的観察研究―

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抄録

<p>目的:地域高齢者の体組成と体成分の握力低下への影響を明らかにした.</p><p>方法:縦断的観察研究を実施した.地域高齢者2,671人のうちベースライン209人,1年後155人に体成分,体組成,握力を測定し,Asian Working Group for Sarcopenia 2019の基準でベースライン値を低SMI(skeletal muscle mass index),高体脂肪率,たんぱく質量不足,ミネラル量不足,サルコペニア肥満の有無に分類した.1年後に対応のあるt検定,反復のある分散分析を行った.</p><p>結果:男性(n = 60)の握力低下(η2 = .011, p = .014),ミネラル量不足(η2 = .123, p = .003)とその交互作用(η2 = .011, p = .018)がみられた.</p><p>結論:男性では,ミネラル量不足が1年後の握力低下に影響し,ミネラル量増加のための支援を検討する必要性が示唆された.</p>

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