両側腸腰筋血腫による両側大腿神経麻痺を合併したマルファン症候群の1例

  • 田村 貴行
    整形外科メディカルパパスリハビリテーション科
  • 爲我井 将悟
    整形外科メディカルパパスリハビリテーション科
  • 大高 洋平
    慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
  • 町田 敏
    整形外科メディカルパパス整形外科

書誌事項

タイトル別名
  • 症例研究 両側腸腰筋血腫による両側大腿神経麻痺を合併したマルファン症候群の1例
  • ショウレイ ケンキュウ リョウガワ チョウ ヨウキン ケッシュ ニ ヨル リョウガワ ダイタイ シンケイ マヒ オ ガッペイ シタ マルファン ショウコウグン ノ 1レイ

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抄録

<p>心室細動からの蘇生後,両側腸腰筋血腫による両側大腿神経麻痺を合併したマルファン症候群の症例を経験した.歩行動作は比較的早期に獲得したが,立ち上がり動作の獲得が遅延した.その原因の1つとして,原疾患による高身長の影響が考えられた.職場の完全復帰には,企業体の協力や通勤事情などの社会的要因が関与した.心疾患,高身長などの特徴を有するマルファン症候群に合併した両側大腿神経麻痺では,身体的特徴を考慮した長期間のリハビリテーションが必要である.</p>

収録刊行物

  • 理学療法とちぎ

    理学療法とちぎ 6 (1), 27-30, 2016

    一般社団法人 栃木県理学療法士会

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