眼球角度が道路空間認知に与える影響分析

書誌事項

タイトル別名
  • An Analysis of Effect of Lateral Viewing on Visual Perception of Road Space

説明

<p>視線を向けた方向と頭部を向けた方向(以下,両方向がなす角を“眼球角”)に差が生じる場合,あるいは眼球角が時間的に変化する場合には,視覚的な注意資源を分割及び調整することにより,空間認知に要する時間が長くなるとされている.そこで本研究では,眼球角度及び眼球角度の時間変化が道路空間認知に要する時間に影響を与えるとの仮説を措定し,室内実験により同仮説を検証する.具体的には,道路横断時の安全確認における歩行者の眼球角度に着目し,眼球角度の時間平均及び眼球角度の時間変化が道路空間の認知に要する時間に与える影響について,視覚探索課題を実施し,分析を行う.分析の結果,眼球角度の時間平均が大きい程,眼球角度の時間変化が大きい程,道路空間の認知に要する時間が長くなることが示された.すなわち上記仮説を支持する結果が得られた.</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 7 (2), A_119-A_125, 2021-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390005667266721024
  • NII論文ID
    130007989074
  • DOI
    10.14954/jste.7.2_a_119
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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