実測交通データを用いた冬期路面状態推定に関する研究

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Estimation of Winter Road Surface Conditions Using Measured Traffic Data

説明

<p>本研究は,冬期旅行速度低下に大きく影響を及ぼすと考えられる路面積雪状態の推定に着眼し,気象条件,通過交通量と路面状態の関係性を明らかにする.そのため,冬期間の様々な路面条件下で,気温や降雪量といった気象条件と交通量を観測し,気象条件と通過交通量が路面状態に与える影響を分析し,路面状態推定モデルを構築した.分析の結果,路面状態が変化するに伴い,15時間累積降雪量と10分間交通量,7時間累積交通量は有意差があることが明らかになった.また,乾燥・湿潤とシャーベット,圧雪の3分類の路面状態を推定するモデルを,的中率88.9%の高い精度で構築できた.交通量を変数から除いたモデルは,交通量を含めたモデルに比べ的中率が低下していることから,冬期路面状態推定には交通量を加味することが重要だと言える.</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 7 (2), A_226-A_235, 2021-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390005667266723328
  • NII論文ID
    130007989148
  • DOI
    10.14954/jste.7.2_a_226
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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